10月20日に豊後高田市中央公民館で、5年ぶりの「大分方言まるだし弁論大会」が開催されました。
たくさんの市民の方が会場にお越しいただき、10人の弁士は大分方言を使って身近な話題や経験や環境問題などについて熱く面白く話しました。会場はいつも爆笑に包まれました。
当組合のベトナム語通訳チャン・ティ・キム・ユンは留学生時代の大家さんとの心温まるエピソードを披露し「日本人の魅力は優しい心やけん」と「職場やら地域のみんなと仲良くなりたいち思う外国人はいっぱいいる」と力強く話していました。「方言は難しいけれど楽しかった。チャンスがあったらまた勉強がしたい」と彼女の情熱が会場の皆様と審査員の方に伝わって、「特別賞」を受賞しました。
最近、特に若い世代を中心に標準語と流行語を使うようになって、古くから地域に根付く方言がだんだんと使われなくなったことは、とても残念ですが、「方言まるだし弁論大会」で、大分の方言がこんなに面白いんだと広く知らせるようになること願っています。
方言での表現の仕方と面白さは、SNSやYouTubeなどで方言を使ったコンテンツが増えていますので、これより若い世代も外国の方も方言の魅力を感じて、大切にすることは、地域文化の維持にも繋がります。地元の言葉には、その地域の歴史や独特な考え方が詰まっています。まさに「言葉は文化の宝」ですね。